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せんぱく工舎と星子スコーンのおはなし その1

せんぱく工舎と星子スコーンのおはなし その1
 
八柱には八百屋なごみやさんへの納品で定期的に訪れていました。
 
八柱霊園が一番有名だと思われる静かな町で、せんぱく工舎も霊園へ向かう中参道にあり、石材屋さんが並ぶ通りにあります。
オーガニックタウンとも呼ばれていて、個人店が点在し、私のリスペクトしているポートランドとも街の在り方がにている場所です。
 
せんぱく工舎を取り扱っている、おむすび不動産さんも八柱にあり、以前より馬橋にあるシェアアトリエ「ハチラボ」へのイベント出店で繋がらせていただいていました。
 
今年のお正月明け、まだ春になるころでしょうか、おむすび不動産さんが、面白い物件が見つかった!とせんぱく工舎の2階の写真をfacebookにupされたのです。
 
私はカフェをやりたい!とは思ってはいなかったのですが、、、(思っていたのかなぁ。。。)その写真に目を奪われ、直ぐにおむすび不動産の殿塚さんに「見せて下さい!」とメッセージをしたのです。
 
お返事は、、、
 
「まだ無理です、準備ができたらお知らせします。」
 
でした。
 
せんぱく工舎はお隣にある神戸船舶さんの社宅でした。
昭和35年に建てられたもので、ここ最近は誰も住んでおらず、物置き小屋として利用されていました。その荷物の運び出しや、雨漏りのあった外壁の補強などなどが必要だったのですね。
 
6月末、ようやっと中を見せていただきました。建物は木造で、星子スコーンの入る1階は6部屋、2階は4畳半ぐらいのお部屋が15部屋かな。沢山あります。
 
悩む事なく7月7日に契約をし、1人目の入居者となりました。
その時点でカフェにするけど、日程的にどのくらい営業できるのかなぁ程度の気持ちでカフェ営業の企画書を提出しました。
 
契約した段階で、写真のように、床は抜け、壁はボロボロ。
だけど、2階はアトリエや、オフィスになり、1階は店舗や工房が入れる、このせんぱく工舎に未知の可能性を感じたのです。
 
つづく